ホーム > 知っておきたい「保険」の話 ~死亡保障の額はどのように決める?その1

知っておきたい「保険」の話 ~死亡保障の額はどのように決める?その1

死亡保障の額はどのように決める?その1

そもそもあなたは、生命保険が必要だとお考えですか?

独身・新婚さん・子供が小さい・去年家を買った・来年子供が高校受験だ・子供は独立した・もうすぐ退職だ、など家庭の状況は様々だと思いますが、自分(またはご主人)に万が一の事があった場合に(死亡・病気・ケガなど)、家族が今まで通り暮らせるよう、金銭的な補てんをするのが生命保険だと思います。
その補てんができる金融資産を持っていれば、生命保険に加入する必要は無いと思います。

実際、地主の方と話をすると、「加入する意味が無い・必要性を感じない」という答えが多く返ってきます(「相続対策」で加入する方はいらっしゃいますが)。
とは言っても、こういう方ばかりではありませんし、普段はあまり考える機会はないと思いますので、

今回は、
「自分(またはご主人)が今死んだ場合、いくらの保険に加入していれば安心なんだろう?」
ということを考えてみてください。

金額を出してみて、今加入している保険で必要以上に準備されていたら保障額を減らせばよいですし、保障が足りない場合は、保障の額を増やすことを考えても良いかもしれません。

実際に相談を受けた方の中には、計算上は保険に加入する必要がない方もいらっしゃいました。これからの生活設計を考える良い機会にもなりますので、おおまかで構わないので一度金額を出してみてください。

【必要な保障額を計算する(死亡保障)】

1.まずは、これからかかっていく金額を把握する

はじめに、これから必要となるお金をおおまかに計算しましょう。どんなお金がこれからかかっていくかな、と考えた場合、一番はじめに葬儀費用が必要になりますよね。
ご家庭をお持ちでない場合には、死亡保障を準備するとしたら葬儀費用が準備できる程度の金額で充分だと思います。

葬儀費用としては200~300万円、お墓の費用を含めても500万円あれば充分だと思います。

A:葬儀費用 ______ 万円

次は生活費。食費・光熱費・交際費など、月々かかるお金を考えてみてください。お子さんがいる場合には、お子さんが同居している間と独立してからでは、金額が変わると思います。

今、月々いくら位かかっているかな、と考えて、その金額の7~8割程度でも良いと思います。

今後あと何年かかる?と考えた場合、人はいつ亡くなるかわかりませんが、平均寿命までかかると考えると、男性は約79歳、女性は約86歳までかかることになります。平均寿命から今の年齢を引いた年数だけ、生活費がかかっていきます。

B:生活費 ______ 万円

住宅にかかるお金も把握しておきましょう。持家の場合、住宅ローンが残っていれば、その金額は団信によってゼロになります。かかるお金としては、固定資産税・修繕積立金・管理費・将来のリフォーム代金といったところでしょうか。
賃貸の場合、毎月の家賃がどれくらいかかるかを考えて、合計額を出せば良いと思います。

 C:住宅費 ______ 万円 

お子さんがいる場合は、これからかかる教育費も考えておきましょう。進学コースによってかかる金額は違いますが、1人あたり、幼稚園~大学までオール国公立の場合は約1,000万円、幼稚園私立・小学校中学校公立・高校大学私立(自宅通学)の場合は約1,500万円、幼稚園~大学までオール私立で医歯学系に進んだ場合は5,000万円近くかかるといわれています。

 

お子さんが小さい場合にはまだ具体的な進路が決まっていないことも多いので、上の数字を目安としてください。大きいお子さんの場合は進路もある程度決まってくると思いますので、どのような学校に進むかを考えて、かかるお金を計算してください。

 D:教育費 ______ 万円

 その他、借入金、定期的・一時的にかかるお金があるかを考え、金額を出してください。

 E:その他 ______ 万円

最後に、今まで計算した金額を合計すると、「これからかかっていくお金」が、おおまかに把握できます。

 合計 ______ 万円

合計いくら位になりましたか?実際の相談では、このようなことをもっと細かくヒアリングしながら、「これから家族に必要となるお金」を計算していきます。

次に、
「すでに準備できているお金・準備できそうなお金」
を計算します。現金等の金融資産のほかに、準備できているお金・準備できそうなお金は案外あるものです。この計算方法は、次回お伝えしたいと思いますので、それまでに上の金額を計算しておいてくださいね。

澤田 朗

執筆:澤田 朗  (FP事務所「FP EYE」代表)

昭和46年生まれ 東京都出身  2005年より生命保険や住宅ローン等、ライフプラン全般にわたるアドバイスを各家庭に行い、生命保険では現在まで約800人・延べ2,100枚以上の保険証券を分析し、適切な加入方法や見直しのコンサルティングを行っている。

 

PAGETOP